(デーリー東北新聞 2013年05月28日、同6月18日より)
2013年1月にB系溶融炉の固化体試験を終了し、4月から開始していたA系統の最終試験が終了したと日本原燃が5月27日発表した。今後は工場の完成(完工)を目指し、国に使用前検査の受検を求める。しかし、国の原子力規制委員会は、今年12月に策定する核燃料サイクル施設の新規制基準に適合するか確認するまで使用前検査を受検させない方針。1993年の着工から20年を経て、ようやく技術的課題をクリアしたが、完工は依然不透明。
(原子力規制委員会が策定を進める使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)の新規制基準で、事務方の原子力規制庁は6月17日の検討チーム会合で、地震対策について原発と同等の厳格な要求をする案を提示した。年内に策定される新規準で確定すれば、再処理工場の耐震性や周辺活断層の問題が浮上。再処理工場の本格稼働に影響を与えることになる。 )
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